釣月軒

音楽や俳句を考えます。記事の題名欄に拙句を載せています。

2016年7月のブログ記事

  • 某氏の講演

    人間というのはまあ、何も分からないものなんではないですか?しかし、何も分からない中で、いろいろやって、考えたりする。そこで、素晴らしいものや美しいものに出会って、心を動かされるのでしょう。その、心動かされるということは、人間には何も分からないとしても、やはり事実でしょう。そしてそれは何をおいてもま... 続きをみる

  • 一匹の喧しさかな家の蝉

    蝉は一匹で大音である。 家の木にそれが居れば凄い音である。 うるさく、眠くなる。 シューゲイザーという音楽があるが、蝉の声に及ばない。 歩み来し人麦踏みをはじめけり 素十

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  • 犬のぬに魚と答え子の薄着

    朝職場へ歩く道、母と幼児がしりとりをしながら迫って来る。 母が 犬 と言い子が 魚 と言う。 可愛らしい混沌。 と言ひて鼻かむ僧の夜寒かな 虚子