釣月軒

音楽や俳句を考えます。記事の題名欄に拙句を載せています。

なまぬるき胃のあたりかな夏の雨

知り合いの坊さんは独身である。昔仕事場で出会った娘と付き合ったが、坊さんはやがて高い金を払って出家した。その時、坊さんは、おれは一生結婚しない方の坊さんになるから、お前さんは良い旦那さんを貰いなさい、と言って、娘は悲しがったそうな。坊さんはもう六十を越している。例の娘さんもそのくらいだと思われる。孫もいるのであろうか。その辺のことは知らない。



虹立ちて忽ち君の在る如し 虚子


にじたちてたちまちきみのあるごとし